PackStackを用いてOpenStack Pike マルチノード構成してみた (CentOS 7.4)

PackStackを用いてOpenStack Pike マルチノード構成してみたので、手順を備忘録としてまとめておきます。

環境

  • CentOS 7.4
  • OpenStack Pike
  • ControllerとComputeノードの2台構成で構築
  • 今回は実験用サーバに構築(メモリは8GB以上必須)
  • 全てroot権限で操作する

構築方法

シェル変数設定

vi /etc/environment

中身に以下を追加。

LANG=en_US.utf-8
LC_ALL=en_US.utf-8

IPv6を無効

echo "net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1" >> /etc/sysctl.conf
sysctl -p

net.ipv6.conf.all.disable_ipv6 = 1 と表示されればOK

NWM, FW, SELinuxを無効

systemctl stop NetworkManager 
systemctl disable NetworkManager 
systemctl stop firewalld 
systemctl disable firewalld 
vi /etc/sysconfig/selinux

SELINUX=disabled とする。

設定の反映

reboot

OpenStack Pike インストール

yum install -y centos-release-openstack-pike

パッケージアップデート

yum update -y

PackStack インストール

yum install -y openstack-packstack

answerファイルの編集

packstack --gen-answer=answer.txt

answerファイルを生成してこの中身を適切に設定することで、マルチノード構成に対応することが出来る。なお、1台構成の場合は、packstack –allinone を実行すれば自動的に処理が始まる。

[私の場合]

  • Controller
    -Keystone
    -Nova
    -Neutron
    -Horizon
    -Glance
  • Compute
    -Nova
    -Neutron

Contollerノードにおいて以下の項目を最低限設定すれば、Controller側・Compute側それぞれに必要なコンポーネントをSSH経由でインストールしてくれる(っぽい) 大分構築時間はかかるが最高に有能。

CONFIG_COMPUTE_HOSTS=[ComputeノードのIP]      //Controller側からの場合

PackStackの実行

先程作成したanswerファイルで設定した内容で構成する。

packstack --answer-file answer.txt

以上で構築完了。あとは、ブラウザからHorizonにアクセスできる。