Minecraft Spigot Server 環境構築方法 (CentOS)
Minecraft Spigot Server 環境構築方法を備忘録としてここにまとめておきます。興味のある方は是非チャレンジしてみて下さい。
準備(前提条件)
- Linuxサーバーを用意する。メモリは2GB以上あることが望ましい
- 今回は、CentOS 7.3 64-bit環境で行う
- Linuxの基本操作・コマンドを理解していること
- FTPやSSHの仕組みを理解しておりそれに関連したツールを使えること
- スクリプトがある程度理解できること
- viが使えるとなお良い
Serverセットアップ
CentOSは最小構成でインストールする。
パッケージアップデート
とりあえず、サーバーのアップデートを事前に行っておく。
yum -y update
Java インストール
Minecraft動作に必須なJavaをインストールする。
yum -y install java
Screen インストール
Screenで管理すると便利なのでインストール。
yum -y install screen
wget インストール
パッケージを取得するのに必要なのでインストール。(既にインストールされていること有り)
yum -y install wget
git インストール
SpigotのBuildに必須なのでインストール。
yum -y install git
SSHポート変更
デフォルトの22番ポートにはかなりのブルートフォースアタックがくるので、22番ポートを閉じて別のポートを開ける。
cd /etc/ssh/
vi sshd_config
#Port 22 の部分を変更する。
Port XXXXX
設定変更後、SSHサービスを再起動する。
systemctl restart sshd
ポート開放
まず、上で追加したポートを開放する。
firewall-cmd --permanent --add-port=XXXXX/tcp
22番ポートを削除。
firewall-cmd --permanent --remove-service=ssh
そして、Minecraft通信用ポートを開放する。
firewall-cmd --permanent --add-port=25565/tcp
設定を反映させる。
firewall-cmd --reload
以上の設定完了後、サーバーを再起動する。
reboot
以上の設定が正常に行われているかを確認する。
firewall-cmd --list-all
portsの部分に自分が先程追加したポート(以下写真ではぼかしてある)と25565番ポートのみがあれば成功。
Minecraft Spigot 導入
インストールディレクトリ作成
Minecraft Spigotをインストールするディレクトリを作成する。ここでは /home以下にmcspigotディレクトリを作成する。
mkdir /home/mcspigot
Buildtools ダウンロード
Buildtoolsをダウンロードする。
cd /home/mcspigot
wget https://hub.spigotmc.org/jenkins/job/BuildTools/lastSuccessfulBuild/artifact/target/BuildTools.jar
MC SpigotをBuild
MC SpigotをBuildする。
まずは、gitの設定を変更し、改行コードを設定しないようにする。
git config --global --unset core.autocrlf
Buildを実行する。しばらく待つ。
java -jar BuildTools.jar
同ディレクトリに、spigot-xxx.jarが作成される。
MC Spigot 起動
とりあえずspigotを起動する。
java -Xms1024M -Xmx1024M -jar spigot-xxx.jar nogui
eula.txtが作成されるので、同意する。
vi eula.txt
eula=true にすればよい。
再度spigotを起動する。
java -Xms1024M -Xmx1024M -jar spigot-xxx.jar nogui
Minecraftからログインできるかを確認する。
以上で導入完了。
起動スクリプト作成
MC Spigotの起動作業を楽にするため、起動スクリプトを作成する。名前はここではmcsstart.shとする。USERNAME・SCNAME・SPI_PATHなどは各々によって異なるので適宜変えること。FTPソフトを使って編集した方がやりやすいかもしれない。
#!/bin/bash
USERNAME='root'
SERVICE='spigot-xxx.jar'
SCNAME='mcspigot'
SPI_PATH='/home/mcspigot'
XMX="1024M"
XMS="1024M"
cd $SPI_PATH ME=`whoami`
if [ $ME == $USERNAME ] ; then
if pgrep -u $USERNAME -f $SERVICE > /dev/null then
echo "$SERVICE is already running!"
else
echo "Starting $SERVICE..."
screen -AmdS $SCNAME
java -Xmx$XMX -Xms$XMS -jar $SERVICE nogui
fi
else
echo "Please run the root user."
fi
起動スクリプトはrootディレクトリなどに置いておくとよいだろう。パーミションも設定しておく。
chmod 744 mcsstart.sh
以下のような感じで起動することになる。
cd /root/
./mcsstart.sh
もしスクリプトファイル実行時にエラーが出た場合、改行コードに問題がある可能性があるので、以下を実行する。(ファイル名はmcsstart.shとする)
sed -i 's/\r//' mcsstart.sh
最終動作確認
./mcsstart.sh
screen -r mcspigot
Ctrl+Aの後にDでDetach。
あとはプラグインなどを導入するなりしていけば良い。
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